REPORT of SHIBUYA SLOW STREAM vol.11

Created
2022/12/2
※20日(日)は雨天のため中止となりました
 

 

リラクゼーションサロンやさしい部屋atte

アロマセラピストとしてアロマオイルを使用したオイルトリートメントやよもぎ蒸しなど、植物の力を借りてホッと安らぐ癒しのひと時を提供するリラクゼーションサロンやさしい部屋atteさんによるワークショップ。10種類のアロマの中から好きな香りを選んでサシェやルームスプレーをつくります。香り袋のサシェはSSSの恒例の「ふるまい」として、無料でご提供。しっくりくるもの。心が動くもの。心持ちやコンディションによって、手に取るアロマも変わっていくそう。じっくりとアロマを選ぶ時間は、自分の心の声に耳を澄ます機会にもなります。サシェはSSSのカードとatteさんが育てているハーブのドライフラワーを添えて完成です。
 

 

ねんどの化粧品 ボディクレイ

粘土を生活に取り入れることで「毎日を心地よく」をモットーに活動するボディクレイさん。化粧品から石鹸や歯磨き粉など、幅広いねんど由来のアイテムが並びます。今回は、「クレイベースの保湿クリームづくり」のワークショップとともに、製品になる前の「モンモリロナイト」という粘土鉱物の素材にも触れることができました。きめ細かい粉末状の「モンモリロナイト」に水を垂らすとぷるぷるんの水餅のように瞬時に変化する様子やその触り心地に歓声が上がります。太古からの歴史を感じつつ新鮮さも同時に感じる粘土の可能性と楽しさを実感しました。
 

 

RELIEFWEAR

「身につける養生」をテーマに活動されているRELIEFWEARさん。今回は身体を「ゆるめる」ためのゴムなし靴下KAIHŌ SOCKSを展開。新潟の靴下職人さんがご両親の介護のために開発したものがベースになっているそうで、血の巡りを妨げない心地よい履き心地にびっくり。「高速回転で大量につくる一般的なくつしたの製法ではなく、糸の風合いを重視した、昔ながらの低速の編み方」という丁寧につくられたものは、やっぱり気持ちがいいです。RELIEFWEARさんは、「日々をすこやかに、瑞々しく過ごすための、身体とこころの解放にまつわるコラムやインタビュー」からなるメディア「養生通信」も運営されていますので、こちらもあわせてぜひご覧ください。
 

 

まつのやま茶倉

新潟県十日町の魅力に魅せられて20年前に居を移し、ホーリーバジルを中心とした畑を無農薬・無化学で耕しながらお茶やスキンケア商品を展開している、まつのやま茶倉さん。日本三大薬湯のひとつに数えられる十日町の松之山温泉の源泉を薪で焚いてつくられた塩、ホーリーバジルの精油に日本みつばちの蜜蝋を加えてつくられたバームなど。その土地のパワーを存分に感じるアイテムが並びます。精神の安定、ストレスの暖和、抗酸化作用や生活習慣病の予防など、様々な効果があるといわれるホーリーバジルの和名は神目箒(かみめぼうき)。その名前が付けられた凄みも感じます。会場ではまつのやま茶倉さんがふるまうお茶を中心に、人が集まり会話が広がるお茶会のような風景も生まれていました。
 

 

KiNaKo

建築廃材・端材などを使ったアップサイクルアクセサリーを制作するKiNaKoさん。工場の生産工程のなかで、どうしても出てしまう廃材や端材。それをその工場の技術を活かすことで、アクセサリー素材へと加工し蘇らせて利用されています。アクセサリーとしてのプロダクトとともに、まさに循環する仕組みもつくられています。また、取り壊すことになった思い出の家の廃材をアクセサリーにするプロジェクトも手がけられています。様々な想いが巡りながらも形を変えていく、ものづくりとものがたり。自ずと想像が膨らみます。(KiNaKoさんの名刺には、なんと植物の種が折り込まれており、そのまま土に帰り芽吹くこともできるそう。巡りゆく時間の広がりを感じます。)
 

 

uiny by nakamurayui

「身に付けると心温まり、くつろげるような、心に潤いを与える」装身具ブランドuiny by nakamurayuiさん。「野菜やスパイス、ハーブ、お月さまや太陽などの自然のカタチ」が落とし込まれたモチーフや宝石からなるネックレスやリングが並びます。「くすりと笑えるところや少しのおどろきが見た人から芽生えるように」というように、身近な自然を感じる馴染みやすい造形ではありつつ、あたたかい手働きの気配とディテールの作り込みへの厳しい眼差しも感じます。「かっこいいものがなかったから」と、シルクをご自身で編んでつくられたというチェーンもとても素敵で、まさにお守りのようでした。
 

 

O.D.A HERB/FARM

山梨県甲府市のハーブ農家O.D.AHERB/FARMさん。アロマもフードも展開されています。今回は、ご自身の畑から採れたハーブを使ったアイテムがずらり。あわせて、uiny by nakamurayuiさんとのコラボワークショップ「ホワイトセージとローズマリーを使ったお香づくり」も実施。ホワイトセージとローズマリーをベースにお好みの香料を1つ加えて、まぜまぜ、ねりねり、こねこね。お香をつくる時間そのものにも「セルフケア」の効果を感じました。東京の高円寺にも拠点を構える予定とのこと、とても楽しみです。
 

 

iriki

「自然のなかのかたちの面白さ、色の不思議さを暮らしの景色においてみたら、毎日がちょっと違ってみえるかもしれない」というirikiさん。アクセサリー・おもちゃ、インテリアグッズなど、無垢の木材を使い、形を切りだすところから着色まで、ひとつひとつ手作業で製作されています。それらのアイテムとともに、今回はirikiさん特製のパーツをつかったチャーム作りのワークショップも実施。「作っている人」と一緒にじっくり作ること。なんだかとても贅沢な時間のように思います。パーツを選んで絵付けをして完成した作品を、来場の方々が大切に持ち帰ってくださる様子がとても印象的でした。
 

 

竹王子

「日本から竹害を無くす」をテーマに竹林整備、竹イベント、竹に関する事を日本全国で展開する竹王子さん。「竹あかり」づくりを一から体験できる今回のワークショップでは、竹王子さんがドリルの使い方も教えてくれるので、小さなお子さんも挑戦することができます。そして、竹王子さんが乗りつけた軽トラの荷台は、丸ごとポップアップスペースに。炭やアクセサリーなど、竹から生まれるアイテムも並びます。しなやかで強く、籠やざるや花道や茶道の道具など、暮らしに欠かせない植物として重宝されていた竹。プラスチックなどの素材にその座を置き換えられたり、筍の消費量も減っていたりするそうで、その繁殖力を持て余しているとのこと。日暮れ時に点灯される優しい光りの「竹あかり」を眺めながら、自然と人の暮らしの繋がりを改めて感じます。
 

 

レインボールーム

訳すと「虹色の織り機」という名前の通り、さまざまな色の輪ゴムを編み込んでオリジナルの作品を制作することができる「レインボールーム®」。ブレスレットや人形やドレスや髪留めなど、発想次第で、創作の幅は広がります。元々はエンジニアの方々がご自身のお子さん向けに制作していたものが次第に評判を呼び、製品化に至ったとか。アメリカや日本を中心に世界中で普及されつつも、そのスタートラインにあった優しい気持ちをそのままに、全国の子供向け施設や高齢者の方向けの施設などでも積極的にボランティア活動をされていらっしゃるそう。子供も大人も自然と夢中になる時間が訪れて、不思議と呼吸も整う感じがあるのも「織り」や「編み」の魅力のように思いました。
 

 

佐藤農場

野菜の定期便などで、畑と家庭を直接つなげている佐藤農場さん。町田にある素敵な畑の様子は佐藤農場さんのSNSでもご覧になれます。(町田市と世田谷区周辺へは、お野菜を直接配達してくれるそうです!)キッチンカーでは、育てた野菜に手間を加えて、夏は自家製シロップのかき氷、秋冬は焼き芋を提供されています。今回は、紅はるか・紅あずま・シルクスイートの3種類の焼き芋とホットジンジャーエールなど。しっとりとした甘さ、栗のような甘さと、食べ比べも楽しいです。
 

 

Bread Garden

手作りパンと福生ドッグのお店、Bread Gardenさん。東京都福生市で生まれた「福生ドッグ」は、福生にあるハム工場で作られたソーセージ、オリジナルのバンズとソースを使用。ソーセージは、福生の酒蔵の地酒をブレンドした国産豚100%で、とても旨味が強くてジューシー。ホットワインで身体もほかほかになりました。
 

 

ふりかえって

身体や心を鍛えるのもいいけれど、どちらかという「労(いたわ)る」ことの方が大切な気がしちゃう今日このごろ。でも、がむしゃらに前に前に進んできたら、そのための方法も忘れてしまっていた。なんていう悲劇はできれば避けたい。だからこそ、まちなかでふとしたときに、それを思い出させてくれる人やものと出会えるのはとても大切な気がします。というわけで今回のテーマは、「うれしい養生、それぞれのセルフケア」。「生きること」を「養う」。養生ってよくよく見てみるとすごい漢字ですよね。でも、まさにそれがこれからの都市に必要なことだとも思います。SSSに出店されるみなさんは、ご自身で頭も身体も使って、作ったり育てたり届けたりされています。そういう想い入れのある方々が自分で店番をするもんだから、当然お話も面白い。のんびりゆっくり滞在してくださる方々も多くいらっしゃって、嬉しいものでした。
 

 
次回のお知らせ
次回のSSSは、2023年3月25日(土)26日(日)。広場もホールも、渋谷ストリームをまるごと舞台にして開催予定!ご来場いただいたお客さまには先着順で「オリジナルトートバック」をふるまいます。ぜひ、お手元に携えていただきじっくりゆっくりお過ごしください。