REPORT of SHIBUYA SLOW STREAM vol.9

Created
2022/7/28
 
 
 

 

「渋谷生まれのクラフトビール」のふるまい

今回のSSSのふるまいは、「渋谷生まれのクラフトビール」。渋谷ビールプロジェクトが、みんなで役割を分かち合いながら渋谷川沿いでホップを育て、JAZZ BREWING FUJINOさんの醸造所で完成させたものを来場者の方々にお配りしました。「甘くてフルーティーで美味!」「爽やかな苦味が夏にぴったり」「増産してほしい」と、自然と笑顔もこぼれます。今年はもうホップの花が咲いているそう。来年はどんな味わいになるのか、クラフトビールの完成が今から待ち遠しいです。今年2年目の活動をスタートさせた渋谷ビールプロジェクトは、メンバーも募集中とのこと。詳細をぜひこちらからご確認ください。
 

 

渋谷〇〇書店

渋谷◯◯書店は、小さな本屋さんの集合体。渋谷ヒカリエ8階にみんなで本を持ち寄り、みんなで運営する新しいかたちの場づくりに挑戦されています。(現在、約130の棚主さんがいらっしゃるとのこと!)キャンプや星空、かき氷特集、台湾ごはんの本など、今回は「夏に読みたくなる本」が並びました。本を通して、いろいろなバックグランドを持つ棚主さんとの会話も盛り上がります。
 

 

ニジノ絵本屋

ニジノ絵本屋さんは「都立大学駅」近くにお店をかまえる、絵本の企画編集や出版も行う絵本専門店。今回は、ニジノ絵本屋さんが出版する絵本を中心に、Qちゃんこと声優の森田樹優さんの読み聞かせ体験やアロマ香る扇子づくりワークショップも。絵本を携えてフェスやイベントでの読み聞かせやライブもされていたりと、絵本の様々な楽しみ方を提案されているニジノ絵本屋さんならではの空間が広がりました。
 

 

台北小誌 | Taipei Zine

台湾ZINEをお届けする「台北小誌 | Taipei Zine」が初出店!ローカルなフードカルチャーをレポートしたもの、台湾の独立出版を牽引するショップによるもの、ノンバーバルなイラスト集など。総勢6組の台湾のクリエイター達による作品が並びます。写真やイラストを眺めるだけでも楽しいし、台湾出身のオーナーのハルさんが丁寧に教えてくれるので、台湾のシーンを色濃く感じられます。
 

 

ブックショップたくみ

普段はグラフィックデザイナーや美術家として活動中の諸橋拓実さんによる美術古書のポップアップ。開催場所である「渋谷」の土地をテーマに含みながらの約70冊が所狭しと並びます。「テトリスのように本が積み重なる“インド式の本屋さん”をイメージしました」と言う拓実さん。おすすめの本を尋ねると、様々なエピソードとともに右から左からレコメンドの連続。古書愛が溢れ出ていました。
 

 

satokai-farmぷれぜんつ☆=「ジ〜ン(zine)な店(shop)」

マルチクリエイター/ジンスタのさとうかいさんが、すきなようにすきなだけつくる場所・行為・生まれたものの総称「satokai-farm」。今回は、さとうかいさんがジ〜ンときた約20冊、8名の作り手さんのZINEが登場。そんなZINEの背景に迫る作り手のみなさんへのインタビュー記事も読み応え満載なので、こちらもぜひチェック!(今回の出店のためのさとうさんによる特別企画だそうです!)
 

 

麓(ふもと)出版

石崎嵩人さん、原田康平さん、山本梓さんによる出版ユニット「麓(ふもと)出版」。大切なお店の話を集めたエッセイ・アンソロジー『世界で一番好きな店』、複数回の緊急事態宣言を経たそれぞれの生活の記録『STAYHOME LIFE』、町と旅を思い起こす文芸誌『Yawn』などを販売。今回は『STAY HOME LIFE』 の製本ワークショップも。なかなか普段体験することが少ない手製本ですが、だからこそ思い入れもひとしお。終わる頃には自然と拍手が巻き起こります。
 

 

PARADISE BOOKS

PARADISE BOOKSさんは、 SSSの常連さんでもある不思議な図書館。目印となるサーカスのような大きなコットンテントのティピのなかには、毎回テーマに合わせてセレクトされた本がたくさん。つかの間の一人時間、家族でくつろぐ時間、街歩きのついでの時間。風通りのよい居心地に、思い思いの読書時間が流れます。
 

 

SURUTOCO

「JAM」が運営する誰でも使えるシルクスクリーンの遊び場SURUTOCOさん。今回はシルクスクリーン体験に加えて、リソグラフ(デジタル孔版印刷機)を使った印刷注文サービス「レトロ印刷」で作った本や雑貨、印刷にまつわるアイテムを販売。「製本や印刷がもっと身近で気軽になるための取り組みを色々と試しているんです」と、SURUTOCOさん。現在は自社で製版機を制作中だそうで、これからの展開も楽しみです。
 

 

crep

古紙を原料した電線や鉄などを包装する独特なシワと強度を持つ「工業用クレープ紙」から生まれたアップサイクルブランドcrep(クレプ)さん。レジャーシートやブックカバーなど、本と過ごす時間が楽しくなるアイテムが並びました。製本用にもつかえる用紙も限定販売されていたり、スタッフさんが下げているサコッシュも「工業用クレープ紙」でつくられたものだったり、紙の幅広い可能性を感じます。
 

 

WaQ!!!

ラクガキの可能性を探求し続けているチーム、WaQ!!!さん。今回はテーマに合わせてオリジナルブックカバーワークショップが展開されました。合わせて、広場にチョークでラクガキコーナーも登場。子どもや大人も思いつくまま気の向くままにチョークを走らせる時間が広がります。
 

 

YUMEGIWA

長い年月と壮大な物語を経て完成したインディーズのエナジードリンク ”メロメロ” を提供するYUMEGIWAさん。台湾でリサーチをしながら考案したという漢方中心のレシピが、疲れた心と身体にすっと染み渡り、愛情と栄養をチャージしてくれます。渋谷ストリームの大階段でのポップアップ展開に通行人も物珍しそうに誘われるように足を止めていました。
 

 

渋谷川をぐるっと一周、ゴミ拾い

渋谷川は、今ではカルガモなどの生き物も訪れるようになりましたが、まだまだ川へのゴミの投げ入れの問題や季節によっては害虫の発生といった課題もあります。SSSでは、みんなで渋谷川周辺の景色や環境に目を向けて、居心地の良い水辺空間をつくっていきたいと考えています。いつもの清掃活動に加えて、参加型のゴミ拾い活動も進めています。開催回数を重ねていくほどに、エリアもきれいになる。そんな取り組みになることを願っています。
 

 

ふりかえって

毎回、テーマを変えてのSSSの開催。結局のところそれは、「良い街ってなんだろう?」という問いに対して、あの手この手で考えていくための試みであるように思います。前回のテーマは「土と水とまち」。土や水を感じられる街の良さを再確認するためのものでした。そして、vol.9となる今回は「本と読書」。渋谷川周辺は、たくさんのベンチがあったり、風の抜け道になっていたり、強い日差しを遮る植栽があったりと、読書しがいのある場所です。階段をベンチに見立てたり、往来の喧騒をさけて穏やかな木漏れ日を探したりと、自分のお気に入りスポットの探しがいのある場所でもあります。なんだか思い思いの過ごし方が許されている街って、素敵です。
ところで、前回のSSSに出店されていた100BANCH Farmさんの畑は、濃い緑を茂らせて目にも楽しいものでした。SSSは、活動の成果が地域に蓄積されていくことも大切にしているのですが、このように風景となって現れていくことはとても嬉しいものです。
 

次回のお知らせ
次回のSSSは、9月10日(土)11日(日)。ご来場いただいたお客さまには先着順で「福笑いうちわ」をふるまい予定です。街まち歩きのお供に是非。参加費無料・先着順ですのでお早めに!